インプラントQ&A
治療前
血圧が高いのですが、インプラント治療は可能ですか?
内科での治療を受け、きちんと薬でコントロールできている状態であれば、インプラント治療を行なうことは可能です。
ただし、服用されている薬や症状などによって対応が異なりますので、事前に必ずご相談ください。
インプラントを固定するための十分な骨量がない場合でも、骨造成(骨を増やす処置)を行なうことで、インプラント治療は可能です。
当院では、様々な症例に適した骨造成を行なうことができます。
インプラントはチタンという金属でできています。通常は、体に金属が入ると金属イオンの溶出が起こり、体は拒絶反応を起こしますが、チタンは非常に生体との親和性が高い素材であるため、拒絶反応の心配がありません。
歯科だけでなく、整形外科領域では、人工関節や骨折時の固定用ネジ、プレートなどにも使用されています。
患者様のお口の状態や治療部位によって異なりますが、3ヶ月~半年程度です。
実際の治療期間については、診断を行なった後、治療を開始する前にきちんとご説明をさせていただきます。
当院では、インプラント1本につき35万円で治療を行なっています。激安でないかもしれませんが、精密な検査と信頼性の高いインプラント体を使用して、安全に治療を行ないます。
治療中
インプラント手術は痛くないですか?手術は局所麻酔をしてから行なうため、基本的に手術中に痛みを感じることはほとんどありません。ただし、手術後には多少の痛みがでます。痛みの感じ方の個人差もありますが、通常の場合、親知らずの抜歯と同程度の痛みです。鎮痛薬を数回服用すれば、痛みは次第に治まります。
手術部位やインプラントの本数によって異なりますが、麻酔から縫合まで30分から1時間半ほどで終わります。
手術後、局所麻酔のしびれ感がなくなったら、お食事をとっていただけます。できるだけ軟らかいものを手術部位とは反対側で噛むようにしてください。
また、熱いものや刺激の強い物は腫れが引くまでできるだけ控えてください。
手術をした部位は、手術後約一週間は歯磨きをしないようにしてください。傷口を縫合している糸がほつれたり、傷口が開いてしまったりする可能性があります。
手術部位を刺激しないように注意しながら、周りの歯はしっかりと磨いてください。
手術前後には激しい運動をしないようにしてください。激しい運動をすると、血流が盛んになり、痛みがでたり、出血の原因になります。
また、手術当日は唾液に血が混じったりして治りが悪くなる事がありますので、なるべくうがいは控えてください。
さらに、手術後約一週間は飲酒、熱いお風呂も控えてください。
治療後
インプラントにしたら虫歯にならないんですよね?
インプラント自体は虫歯にかかることはありません。だからといって、歯磨きなどのケアをしなくてもよいということにはなりません。なぜなら、インプラントを支えている骨や歯肉は歯周病にかかる可能性があるからです。
インプラントの周囲の組織が歯周病にかかると、骨や歯肉が痩せてしまい、インプラントが抜け落ちてしまう原因になる場合があります。毎日適切にケアし、定期的に当院でメンテナンスを受けていただくことが大切です。
十分な診査の上、適切に調整を行ないますので、そう簡単に壊れることはありませんが、生理的な噛み合わせの変化による負荷で削れたり欠けてしまったりする場合もあります。しかし、きちんと治療後もメンテナンスに通っていただくことで、このような人工歯のトラブルを防ぐことができます。
定期的にメンテナンスに通っていただくことを条件に、万が一トラブルがあった場合でも上部構造(人工歯)は治療後5年、インプラント体は10年間無料で保証いたします。詳細はお問い合わせください。
基本的には天然歯と同じですが、デンタルフロスや歯間ブラシを使って丁寧に清掃することが大切です。具体的な清掃方法については、歯科衛生士がじっくりレクチャーさせていただきます。